本町自治会の防災の取組について
掲載日:2021.03.23
本町自治会(野元和光 会長)では、地域の実情に沿った防災の取組として「本町自治会防災メモ」と「大地震時の避難所開設手順」を策定しました。
「本町自治会防災メモ」は市の「防災ハンドブック」の記載内容を町内会に当てはめ、地震や洪水について真冬や深夜などの厳しい事態も想定しながら町内の防災体制や避難所、避難のフローなどを分かりやすく示すとともに、千歳川やママチ川が近接する特異な地域として技術的な災害土木上の分析を行ったものです。
「大地震時の避難所開設手順」については、千歳小学校が避難所となった場合の現実的な運用事例を定めたものです。この手順書は市の「避難所開設・運営マニュアル」に沿って策定しており、「避難所は避難者となる地域住民が自ら運営するものである」との基本姿勢に立ち、避難所運営のルール、小学校の設備の事前確認、避難者の役割分担などを具体的に示しています。
これらの防災メモ等については、本町自治会が平成30年4月に設置した防災会(自主防災組織)総務班が関係部署と協議を重ねて策定しています。取組を進めた総務班の中嶋総務部副部長は「現職時代の土木技師としての経験を活かし地域に貢献したい」との思いから策定に当たったとのことであり、地域の人材が地域の実情を踏まえて現実的な防災活動に取り組むことは、どの地域においても参考となるものです。